ソーラーパネルを自宅の屋根に設置すると、家庭で使う電気を生み出してくれるだけでなく、余った電気は電力会社に売ることができます。これを売電収入と呼びますが、契約後の一定期間は売電単価が変動しない固定買取制度があるため、リスクの少ない投資と見なされています。さらにオール電化にすれば、ガス代などの光熱費が大幅に削減できます。ただしソーラーパネルの設置に向いている屋根でなければ、期待したほどの発電量がなく、後悔することになります。

屋根の面積はもちろんですが、北向きか南向きか、さらに角度なども発電効率に影響します。しかし専門家でなければわからない部分も多いため、太陽光発電システムの施工会社で実際にシミュレーションをしてもらうと安心です。一般的には、南向きの広い屋根であれば、年間通してある程度の発電量が見込めます。自宅の屋根の他に、倉庫の屋根やカーポートにソーラーパネルを載せることも可能です。

その他、住まいのエリアによっても発電量は異なります。地域的には山梨県が発電量の多い地域となっていますが、他の地域でも条件さえ合えば、かなりの売電収入が見込めます。さらに適した屋根がない場合は、野立てと言って、ソーラーパネルを地面に設置する方法もあります。さらに土地とソーラーパネルをセットで販売している物件もあり、投資家に人気があります。

初期費用はかかりますが、売電収入を月々の支払いに回すことができるので、実質のコストは比較的リーズナブルです。