オーディオ機器音質を向上するパワーコンディショナー
オーディオ機器の音質は、コンセントや電源ケーブルの交換でも変化するほど電源環境に左右されます。AV機器や家電が発生するノイズが商用電源に侵入し、オーディオ機器の音質に悪影響をおよぼします。電源ノイズを除去し、きれいな電源を供給する機器がパワーコンディショナーで電源コンディショナーとも呼ばれます。パワーコンディショナーは内部構造により、フィルタータイプ、アイソレーショントランスタイプ、レギュレータータイプに分類できます。
フィルタータイプは、直列コイルやコンデンサーなどの電気フィルター回路を用いて、商用電源に混入した特定の高周波ノイズを除去します。電気回路で除去するので製作費を抑えることができ、安価で種類が豊富なのが特徴です。アイソレーショントランスタイプは、内部に絶縁トランスが組み込まれており、トランスの1次コイルに商用電源を入力し、鉄芯を介して2次コイルで電源を再生します。1次コイルと2次コイルが絶縁されているため、2次コイルの再生時は商用電源に含まれていた歪みやノイズを除去することができます。
絶縁トランスはコイルと鉄芯、シールド材といったシンプルな構造で形成されているため信頼性が高く、長寿命であることが特徴です。レギュレータータイプは、電源を新たに作り出すパワーコンディショナーで、波形生成方式とも呼ばれます。まず、商用電源をAC/DC変換器により直流に変換します。変換された直流を正弦波発生器とパワーアンプにより交流電源に変換します。
直流変換時にノイズが除去され、歪みの無いきれいな正弦波を作り出し、常に一定の出力電圧を保持することができます。パワーコンディショナーを使用することで、ザワザワ感(付帯音)が取れ、再生音がクリアになり臨場感や実在感が増した、などオーディオ機器の音質が向上したとの感想が多く寄せられています。窓の騒音対策のことならこちら
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